みんな当たり前のようにiPadでノートとってるけど、どうやってるの…?
ペンはApple Pencil買っとけばいいのかな…?
iPadデビューしたばかりの方や、これからiPad勉強を始めようという方にはサッパリですよね…。
iPadをノートとして使うまでに必要な手順は、簡単3ステップです。
STEP.1|タッチペンを用意する
用途に応じて、ApplePencilかサードパーティ製の(安い)ペンを選びます
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STEP.2|ノートアプリをダウンロード
いくつかアプリがありますが、圧倒的に使いやすいので結局Goodnotes6がオススメです
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STEP.3|書類を取り込む
Adobe Scanなどのスキャンアプリを使って、プリント類を取り込みましょう
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完了!
取り込んだプリントに書き込むもよし、ノートに書き込むもよし。
iPad1台で、オールインワンに勉強を完結できます。
タッチペンさえ用意できれば、この一連の流れに掛かる時間は10分ほどです。
そして、無理に2万円ほどするApple Pencilを買う必要はないかもしれません。
本記事では、損をしないタッチペン選びからノート化する手順まで図解付きで説明していきます。
それでは、サクッとiPad勉強デビューしましょう!
- タッチペンの選び方からじっくり > このままスクロール!
- おすすめのタッチペンからサクッと >
- ペンは持ってるからノートアプリを >
- スキャンの方法だけ分からない >
Contents
iPadノート化STEP.1|タッチペンを用意する

じつは普通に勉強する上で、ApplePencilが必要かと言われれば微妙なところです。
まずは、ApplePencilと安いタッチペンの何が違うのか、自分に必要なのはどちらなのかを判断しましょう。
1.ApplePencilの機能を知っておく
第1世代・第2世代・USB-C・Pro と4種類のラインナップがありますが、主な機能は5つに分類されます。
- ① 傾き検知に対応
- ② 筆圧検知に対応(※USB-Cのみ非対応)
- ② ペンをタップすると機能を切り替えできる(※第2世代・proのみ対応)
- ③ 本体側面にマグネットで装着すれば充電できる(※第2世代・proのみ対応)
- ④ 電源のオンオフが必要ない
- ⑤ 触覚フィードバック・スクイーズ(※Proのみ対応)
じつは、完全ではありませんが、Apple以外の企業が出している安いペンでも①~③までは対応しています。
……が、安いペンは「②と③に対応しているけど、①に対応しない」の様に、必ず「どれか」が抜けています。
ですので、この中で勉強に必要な機能に絞って、他は妥協するならば安いペンでもOKという事になります。

ApplePencilの「様に」は使えても、完全に近づけるのは難しいという事ですね…
筆圧検知機能と傾き検知機能は、いる?
筆圧検知機能は、筆圧による微妙な線の濃淡や、強弱を表現する機能です。
筆圧が弱い部分は細く、強い部分は太く、というのをじつに「数千段階」で表現できます。
対する傾き検知機能は、ペンを立てたり、寝かしたりした際の微妙な線の違いを表現する機能になります。


普段の勉強で必要かと言われれば……?必ずしも必要ではなさそうですね。
どちらかといえば、イラストなどで用いるクリエイター向けの機能になります。
ApplePencilのマグネット充電
第2世代、Proの対応機種に限りますが、側面にペンをくっつければ充電されます。
これは他の「ケーブル」、「端子」のタイプに比べると本当に便利で、充電も爆速です。

必須ではありませんが、付いているに越したことはない機能です。
触覚フィードバックとスクイーズ機能
触覚フィードバックは操作時に微細な触覚を手に与える機能です。
スクイーズは、「ペンを握ると赤ペンに切り替える」の様な割当を、新しく追加する事が可能です。
特にスクイーズは非常に便利な機能ですが、対応する機種が非常に少ないのが難点です。
ApplePencil Proに対応する機種は、最新型の中でも一部機種に限られます
2.おすすめのタッチペンはどれ?
ここまで説明してきた中で、以下の点さえクリア出来ていれば安いタッチペンでも問題ありません。
以下では、この条件をクリアしていて、価格が安いタッチペンをピックアップしました。
- 筆圧検知・傾き検知 → あってもいい
- ペンをタップすると機能を切り替えできる → 欲しい
- 本体側面にマグネットで装着すれば充電できる → できれば
- パームリジェクション → 必須
今から選ぶなら「パームリジェクション非対応」のペンだけは、絶対に選ばない様にしてください
第1候補:Metapen D1
筆圧検知とマグネット充電を犠牲にした上での、オススメモデルです。
書く>利便性を念頭に置きたいのであれば、このモデルが最適解かと思います。
充電はtype-cケーブルで行います!
第2候補:UGREEN iPadペンシル
こちらは、「ペンタップでの切替」が犠牲にした上でのオススメモデルです。
普段、「書く」作業に関してはライトユースが想定される方には此方の方が利便性は上です。
第3候補:ApplePencil 第2世代 / Pro
『やっぱり妥協はできない、全部盛りがいい……』と感じれば、ApplePencil一択になります。
少しでも良い環境で勉強したい、今後イラストなどにも挑戦してみたい、そんな方は純正品を購入しましょう。
Apple Pencilは機種ごとに対応可否が厳密なので、こちらの対応表をご確認ください
※購入時は飛び先のページで、ご自身の対応機種を必ずご確認ください。
iPadノート化のステップ②|ノートアプリをインストールしておく

さて、一番の山場であるタッチペン選びを超えたら、次はノートアプリをインストールしましょう。
ノートアプリはiPad標準アプリの『メモ』のほか、様々なものが公開されています。
まずはお手軽に使える標準アプリの『メモ』と、評判の良いGoodnotes6の2点だけ抑えておきましょう。
1.iPad標準搭載『メモ』アプリ
iPadには標準で『メモ』というアプリが最初からインストールされています。
タッチペンにも対応しており、どれだけ使っても無料ですので、ちょっとしたメモを取りたい場合などに重宝します。
ただし、必要最低限の機能しか付いていませんので、勉強を用途として使う場合は物足りなくなるでしょう。

2.結局コレ、『Goodnotes6』
細かいカスタマイズが効く上に、使い方も非常にシンプルで非常に評判の良いノートアプリです。

Goodnotes6自体は無料でダウンロードが可能ですが、あくまで「お試し」といった感じです。
全ての機能を解放するには、年額1350円もしくは、買い切りで4000円ほどの料金がかかります。
まずは無料版で使い勝手を試し、慣れてきたら有料版に切り替えるのが賢明です
iPadノート化のステップ③|書類をノートアプリに取り込む

タッチペンとノートの準備が整いました、これで講義中にノートを取る事は可能です。
いよいよ最後は書き込みたい『書類』をiPadに入れる、デジタル化の手順です。
1.書類をデータ化する
スキャンアプリやスキャナーを使って書類をデータ化し、ノートアプリに取り込んでいきます。
といっても難しい話ではありません、スキャンアプリを開いて、カメラでパシャっと撮るだけで自動的に綺麗に補正してくれます。
まずは操作方法が簡単かつ、無料で使える『Adobe Scan』などをインストールしておくといいでしょう。
筆者は試しに、こちらの「筆圧検知のイメージ」で利用した手書きの紙で進めていきます。

2.Goodnotes6にデータを送る
スキャンアプリで撮影した写真を、ステップ②で用意した「Goodnotes」に送ります。
読み込んだデータを開いたら、以下のようにタップしていきましょう。


これで、Goodnotes内に書類が取り込まれました!
3.Goodnotesから書類に書き込み可能に!
ここまでの手順で、Goodnotesからの書き込みが可能になります。
過去問だろうと、プリントだろうと、後からいくらでも書き込んだり消したりができます。

過去問や問題集は、書き込んだ文字を一瞬で消して再利用可能になるので、勉強効率爆上がりです
番外|ペーパーライクフィルムで書きやすさ向上
ペーパーライクフィルムとは、『紙の様な質感のフィルム』を表します。
iPadはガラス面ですので、タッチペンでそのまま書くとペン先が滑って非常に書きにくい事に気がつくはずです。
そんなとき、ペーパーライクフィルムがあればペン先との摩擦量を増やして、紙に近い触感で書き込みできます。
同時にペン先による引っかき傷も防止できますので、ご自身の機種に合わせて購入を検討してみるといいでしょう。
iPadをノート化できれば勉強効率は劇的に向上します

以上で、今後iPadをノートとして使うことが可能です。
とくにgoodnotesでは、文字を囲んで動かしたり、キレイな図形を一瞬で作成できたりと、便利な機能がたくさん備わっています。
そのほかにも手帳として活用するためのテンプレートなどノート以外の使い方にも活用できます。
先人の様々なアイディアを参考にしつつ、自分だけのノートをつくりあげて生産性を上げていきましょう。
