こんな「併用」に関する不安を抱える方に向けて、本記事を執筆しました。
筆者はスマホもタブレットもそれぞれ、「iOS(iPadOS)とAndroid」を10年以上使い倒しています。
どの組み合わせでも説明できるため、的を絞って解説させていただこうと思います。
Contents
AndroidとiOS(iPadOS)の組み合わせにするデメリット
まずは気になる「併用して大丈夫なの?」「デメリットは?」について見ていきましょう。
結論から言えばもちろん「大丈夫」ですが、不便になる点がいくつかあります。
OSってなに?
「Android」「iOS(iPhone)」「iPadOS」「windows」などの骨格のことです。
これらを総称して、OS(オペレーティングシステム)とよんでいます。
データの同期が複雑になる
個人的には、データ同期に関するデメリットが最も不便に感じる部分です。
Appleユーザーならお馴染み「AirDrop(エアドロ)」なども、OSが違うと使用できません。
データのやり取りにメール添付を使ったり、クラウドを使ったりする必要があるため、同期がやや面倒です。
ポイント
異なるOSでスムーズにデータのやり取りをするなら、最低限クラウド(Google Driveなど)は登録を
もしゲームをやるなら注意
OSが揃っていれば、引き継ぎ設定を行うだけで、どちらでもリアルタイムにセーブデータが同期されます。
しかし、ゲームによっては、稀にiOSとAndroid間の連携自体が不可になる場合が。
大手運営のゲームでも意外に対応していないケースがあるため、予め確認しておきましょう。
ポイント
iPadの大画面でもゲームをしたいなら、引き継ぎ要件を必ず確認
いつも使っているアプリが使えなくなるかも
どちらかのOSではリリースされているアプリが、片方のOSではリリースされていない場合があります。
ノートアプリのGoodnotesなどは良い例で、Androidでは現在Samsungの一部機種にしか対応していません。
iPadで書き込んだノートをiPhoneで見返したりなどの、即時連携が取れなくなる点もデメリットといえます。
例えば勉強で使うなら…
Galaxy⇋GalaxyTabなら、標準の「note」ですぐに同期できる
iPhone⇋iPadなら、Goodnotesや、標準の「メモ」ですぐに同期できる
OSを揃えることのメリット
次は、OSを揃えるメリットについて見ていきましょう。
デメリットが全て解消されるといえばそこまでですが、補足を加えつつ解説していきます。
デバイス間の連携がスムーズ
Apple製品同士なら、新しめの機種なら、どのデバイスを買っても以下の様なメリットを得られます。
Apple製品同士の例
- 「Air Drop」を使えば写真や簡単な動画も一瞬で共有できる
- 「Handoff」機能で、iPhoneで見ていたWebページをiPadですぐに続けて閲覧。
Android製品同士の場合は、同じAndroidというだけでは、あまりメリットがない点に注意が必要です。
メーカーを揃えてはじめてメリットが生じる点に着目しましょう。
Android製品同士の例(※一部機種)
- Galaxy同士なら、Quick Shareで一瞬で共有できる
- Huawei同士なら、Huawei Shareで一瞬で共有できる
馴染んだ操作で済む
AndroidとiPadOSでは、操作性が大きく異なります。
Androidでは出来たのに、IPadOSでは出来ない…
設定画面が全然違う…どこに何があるのかさっぱり…
上記の様な事態も、OSを揃えておけば防止できます。
こんな方は「併用」を検討するといいかも
以上の理由から、OSを揃えた方が圧倒的にメリットが多いのは、何となく伝わったのではないでしょうか。
とはいえ、これで完結してしまっては選択肢を大幅に縮めることになります。
本項では、異なるOSを検討すべき人についても掘り下げていきます。
Androidスマホ→iPadの併用を検討すべき人
以下に当てはまる方はAndroidスマホをメインに使っていても、iPadを買うメリットが十分に得られる可能性が高いです。
こんな方におすすめ
- 勉強をメインに使う方
- 今後Macbookなどの購入予定がある方
勉強をメインに使う方
Androidタブレットの多くは、書き込み出来るモデルが限定的である事から、勉強には不向きです。
もし勉強をメインに使いたいのであれば、iPadはデメリットを取っても余りあるメリットが得られます。
今後MacBookなどを購入する予定がある方
スマホとタブレットだけに限定せず、パソコンでApple製品を利用する可能性がある場合です。
この場合はiPadを買っても、Mac側とAirDropなどで通信できるため、新たなメリットが生まれます。
iPhone→Androidタブレットの併用を検討すべき人
簡潔に言えば「同期する必要がない方」は、Androidタブレットにしても大して問題ありません。
ただし、勉強でも使いたい場合は、書き込みに対応しているかどうかを焦点に商品を絞ってみてください。
こんな方におすすめ
- 予算が限られる方
- エンタメをメインに使いたい方
予算が限られる方
iPad随一のデメリットはとにかく「価格が高いこと」で、予算的に5万以上は必要になります。
Androidタブレットなら1万円で買えるものも多く存在するため、予算が限られる方は一考の余地があります。
動画視聴などエンタメをメインに使いたい方
Youtubeなどはアカウント単位で同期されるため、OSが異なっても何も問題ありません。
第1章で挙げた「ゲームの同期」にさえ気を付ければ、OSが違っても大して影響が出ないといえます。
iPhoneは仕事や外向けに、Androidは娯楽向けに…といった使い方をしたいなら、この選択肢も有りでしょう。
結論:AndroidとiOS(iPadOS)の組み合わせは「なしではない」
経験上、OSは揃えた方がメリットが多いという趣旨で記事を構成させていただきました。
もちろん、絶対にOSを揃えなければならないということはありません。
「検討すべき人」でご説明した通り、使い方によっては逆にOSを変えた方がいい場合もあります。
ぜひ、自分のライフスタイルや使用用途に合わせて、どちらが快適かを検討してみてください。
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