iPadはパソコン代わりになる?現役大学生30名にアンケートした結果…!

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iPadはパソコン代わりになる?現役大学生30名にアンケートした結果…!

iPadって、パソコン代わりに使えるの?

パソコンより安いしコンパクトだから、それで済むならありがたいよな

結論からいうと、iPadやAndroid搭載のタブレットを、パソコン代わりに使うのは「決して無理ではないですが、かなり厳しい」です。

忖度なしに言えば、パソコンの「様に」は使えても、完全なパソコンの代替にはなりません。

と言っても、それは筆者の意見に過ぎませんので、本稿では現役大学生30名へのアンケート結果も掲載します。

もし『大丈夫そう』と思えば、iPad(タブレット)のみで運用してみるのも一手でしょう。

iPad(タブレット)はパソコン代わりになるのか?ぜひ、リアルな意見を通じて参考にしてみてください!


iPadはパソコン代わりになる?現役大学生向けアンケート結果!

早速ですが、有料のクラウドソーシングサービスを通じた、現役大学生へのアンケート結果を掲載します。

筆者1人の意見では恣意的な意見になりかねない為、ぜひ中立的な結果を参考になさってみて下さい。

iPad(タブレット) / パソコンを使用している大学生の割合

以下のアンケート結果は、大学でタブレット、パソコン、または両方を使用している学生の割合についての調査です。

アンケート結果①

タブレットのみ使っている大学生:5 / 30人

パソコンのみ使っている大学生:18 / 30人

どちらも使っている大学生:7 / 30人

「タブレットのみ」と答えた方は全体の約17%、もっとも少数派という結果になりました

iPad(タブレット)のみ持っていると答えた方|パソコンなしでも大丈夫?

 次に、”タブレットのみ使用”と答えた5人の方に、「タブレットのみで不自由を感じていないか?」という質問を行いました。

アンケート結果②

タブレットのみでは不自由:3 / 5人

タブレットのみでも不自由ではない:2 / 5人

程度の差はあれ、非常に多くの方がパソコンの必要性を感じているという結果に…

実際に使用している大学生のリアルな意見

iPadはパソコンの代わりになるか、ならないかの意見対立

ここからは、各項目の回答者に具体的なヒアリングを行った結果を掲載します。

「タブレットのみでも不自由ではない」と答えた方の意見

特段必要性を感じていないから。

パソコンが必要だとは感じていないが、配布された資料が見づらいと感じることがある。

「大学生」と一括りに言っても、文系か理系か、医療系か建築系か…分類していくと際限がありません。

例えば、レポートが重い理系、医療系などではタブレット一本では操作性の違いで非常に厳しくなります。

「タブレットのみでも不自由しない」と回答した2名のうち、1名は不便さを感じているとの事でした

「パソコン代わりにはならない」と感じている方の意見

カテゴリ内容説明該当人数主な発言例
操作性・入力関連タイピングしづらい/使いづらい/画面が小さいなど14人「キーボードは実物の方がいい」「打つのに時間がかかる」「操作感が全く違う」など
ファイル互換・ソフトWord/Excel/PowerPointなどの機能制限、ファイルが開けない等4人「パワポが使いづらい」「添付ファイルが開けない」「一部機能が使えない」
表示・画面サイズ見づらい・画面が小さい・資料が見にくい3人「配布資料が見にくい」「画面が小さい」
性能・処理能力重いデータや動画処理に不向き、処理が遅い2人「重いデータを読み込むときに使いづらい」「スペック的に代用不可」
機能・アプリ制約特定アプリが動かない、パソコン専用機能がない2人「アニメーションが正しく動作しない」「コード実行環境がない」
利便性・運用上の問題授業・課題でPC前提の仕様、使い分けの手間など2人「講義でワード・エクセル必須」「大学の課題提出にPC必要」
その他(ネット/データ関連)添付ファイル・データの扱いなど1人「パソコンからタブレットにファイルが開けない」
表は横スクロールできます

筆者自身が冒頭で「パソコン代わりは難しい」と述べた理由もまさにここに凝縮されています。

主には、タイピングや操作性、画面領域での不自由さや、Office系ソフトの使い勝手などが挙げられています。

2025年最新アプデ(iPadOS26)でパソコンライクに近付きましたが、まだまだ操作性は及ばない印象です…

補足:どちらも利用していると答えた方|どう使い分けてる?

カテゴリ内容説明該当人数
学習用途での分担講義ではタブレットを使用し、調べ物やレポート作成はパソコン3人
資料閲覧とノート作成で分担タブレットで資料を見ながら、パソコンでノートを取る1人
娯楽用途での分担タブレットは娯楽用、パソコンは学習・作業用2人
機能差による使い分けWord/Excelの高度な操作だけPC1人

講義中にパソコンでタイピングというのは、目立ってしまうシーンが多々あります。

こんな場合は、iPad(タブレット)ならほとんど目立ちませんので、取り回しは非常に効きやすくなります。

最近ではNotionなども台頭しているので、パソコン側をノートにしている方も散見されそうです

結果|パソコン代わりは”不可能ではないが難しい”

「iPad(タブレット)をパソコン代わりに」という趣旨では、非常に厳しい意見が目立ちました。

語弊がない様に補足しておくと、「タブレットをパソコン代わりに?絶対無理」という趣旨の回答は、ほぼありませんでした。

やろうと思えばできるかもしれないけど、かなり難しいと思う…

といった趣旨の補足をされている方が多かった様に思います。

当記事も「どちらかの意見に誘導したい」意図は一切ありませんので、アンケートは参考程度に留めて頂ければと思います。

次章では、筆者なりの体験談などをまとめていきます


iPad(タブレット)は”完全なパソコン代わり”にはならない

アンケートを仔細に中身まで目を通すと、「全く必要ない」という趣旨の回答は30人中1人という結果になりました。

文系・理系の両学部を経験した筆者も、「決して無理ではないが厳しい」と感じています。

iPad(タブレット)版Microsoft Officeが使いづらい

大学、就職活動、そして社会人になった後。OfficeやGoogle workspaceの使用機会はどんどん増していきます。

とくに大学以降はプレゼンの機会が一気に増え、PowerPoint(=パワポ)の操作が避けては通れません。

…が、このiPad(タブレット)版パワポの使い勝手が悪いことが、パソコン代わりで使うのを難しくする要因の一つです。

主には画面の小ささや、UIの関係で図形やアニメーションが非常に操作しづらい点が挙げられます。

パワポが使いづらいと当然スライドの完成度に大きく差がつく為、下手をすると就活以降にも影響を及ぼしかねません

iPad(タブレット)ではファイル操作が困難

大学では年次に比例して、扱うファイル数も膨大に増えていきます。

パソコンでは「このファイルをこっちのフォルダに…」がドラッグ&ドロップで自由自在ですが、iPadでは非常に面倒な作業になります。

この部分は2025年9月の、「iPadOS26」へのアップデートで大きく改善されました。

…が、やはりPC操作には及ばない上、iPadOS26非対応の機種もあるため、やはりパソコン代わりは難しいと感じます。

iPadをノートパソコンの操作性に近づけようとしているのは見て取れるので、今後に期待が高まります

外付けキーボード買えばパソコン代わりになるのでは?

純正キーボードを装着すれば、見た目的にもパソコン代わりとして使えそうですよね。

ただ、iPad(タブレット)はどれだけ性能が良かろうと、iPadOSやAndroidを積んでいる限り、基本的に「スマホの延長線上」です。

パソコンと同じアプリを使えても、操作画面(UI)や使い勝手は似て非なるものです。

キーボードはWordの使い勝手を格段に向上させますが、パワポの使い勝手はあまり向上しません。

筆者自身は純正キーボードや外付けマウスも使ってoffice運用を試みましたが、途中で挫折しました…


タブレットとパソコンを両立したい場合

でも講義中とかタブレットにペンで書き込んで使いたいし、パソコンだけじゃ…

両方買ったら20万は軽く超えるし、予算が厳しいよねー…

iPadのみで運用…というのはかなり厳しいですが、「タブレットとパソコンのいいとこ取りの端末」は存在します。

以下では”パソコン代わり”ではなく、タブレットとパソコンを両立させる策について提案させて頂きます。

パソコン代わり→2in1ノートパソコンの検討を

見た目的にはタブレット、でも中身はパソコン。

これであれば、講義中のノートも普段のデータ管理も、オフィスソフトの操作も全てオールインワンにできます。

 フリップ型ノートパソコン

画面を180度開閉できるので、見た目上タブレットの様に一枚板にすることが可能です。

国内でも一昔前に流行った(?)モデルでしたが、最近は後に挙げる着脱型にその座を奪われた印象があります。

全体的に高性能な反面、ペン対応している端末が限りなく少なく、重量もあるので、オールインワンとしてはオススメしづらいタイプです。

パソコン代わりというか、これはもうほぼパソコンなんですよね…

着脱型ノートパソコン

構内でも見かける頻度が高いのがこのモデル、「Surface」を筆頭とするキーボード着脱式のノートパソコンです。

一見するとタブレットにしか見えませんが、モデルによってはパソコン用の「windows OS」を積んでいます。

中身はパソコン・見た目はタブレット、そしてペン対応のモデルも多く、軽量でポータビリティにも優れるのでまさに学生向けです。

モデルによって性能と価格の幅が小刻みに調整されているので、予算に応じて選びやすい端末です

パソコンは大学の指定モデルじゃないとダメ?

散々パソコン代わりになるか説明しましたが、実際には入学前にパソコンの購入を大学側から促されます。

このときに大学生協での指定モデルの購入案内が来ますが…スペックの割にやたら高いんですよね。

この指定モデルじゃないと学生生活に支障が出るかという話ですが、指定モデルである必要はとくにありません。

「なんで指定モデルじゃないの?」なんて、後から怒られる可能性もまず0%ですのでご安心ください。

ただし建築系や情報系などの学部は動かすソフトの問題で、要求されるスペックが高くなります。予め大学の「推奨仕様」を確認しましょう

まとめ:賢明なのはこの2ルート

この記事のまとめ

  • 使い勝手の都合上、パソコン代わりにするのは非常に厳しい
  • どちらかだけ優先するなら、パソコンの購入を
  • 両立したいなら、2in1モデルの検討も

相当な工夫をすれば、iPad(タブレット)をパソコン代わりとしてギリギリ運用できない事もありません。

ただ、そこまでしてiPad(タブレット)に拘る必要があるのかは疑問符がつきます。

おすすめルート

① 最初はパソコンを買って、余裕ができたらiPad(タブレット)購入

② 最初からSurfaceなどの、2in1PCを購入する

以上の様な運用を行うのが、失敗のないルートかと思います。

いずれにせよ、社会人になるとパソコンは十中八九必須になるので、今のうちに慣らしておくのが賢明です

タブレットを完全なパソコン代わりとして運用するのは厳しいですが、タブレットがあれば学生生活のQOLが爆上がりするのは事実です。

もし、iPadやタブレットも検討しているのであれば、ぜひ以下の記事も併せて検討してみてくださいね。

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  • この記事を書いた人

Yuu

塾講師、金融機関営業、電機メーカー営業を渡り歩き
タブレット片手に大学へ再入学。
趣味はゲームと読書。好きなアニメはリゼロとSAO。

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