iPadフィルムの選び方
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【2025最新】iPadフィルムのオススメは?選び方まで一挙解説!

フィルムってなんか単語が羅列されてて、よくわからない…

とりあえずオススメされたもの買っとけば外さないかなって…

なんてお考えの方も、多いのではないでしょうか。

iPadのフィルムは、最適なものを選べれば、本体のポテンシャルを最大限に引き出してくれます。

本記事では、フィルム選び歴20年以上の筆者が、商品選びの知識を余す事なくお伝えします。

「オススメ」「選び方」の両面を解説しますので、ぜひニーズに合わせて読み進めてみて下さい!

ポイント

商品お求めの際は、iPadの「設定 / 一般 / 情報」から、ご自身の機種をお確かめください。

とりあえずオススメだけ知りたい方へ

時間がない方に向けて、まずは「これ選んでおけば外さない」オススメ商品をご紹介させて頂きます。

ぜひ、「自分が最も使うシーンが多い」シチュエーションを想像して選んでみて下さい。

勉強メインで使うアナタには

おもに、Apple pencilなどを使った「書き込み勉強」メインで使っている方です。

この場合は、「文字用のペーパーライクフィルム」一択です。

ツルツル滑る他のフィルムと比べて、書きやすさに天と地ほどの差が生じます。

メーカーによっては、「文字用」と「イラスト用」に分けられます

動画視聴メインで使うアナタには

Netflixなどのサブスク動画や、Youtube視聴などがメインの方ですね。

この場合は、より高画質を維持できる「光沢 × ガラスフィルム」がオススメです。

最も透明度が高い組み合わせで、iPad本来の発色や鮮やかさを妨げません。

ゲームメインで使うアナタには

FPSや音ゲーなどではとくに、「指滑り(操作性)」が重要視されます。

そんなとき「アンチグレアフィルム」であれば、サラサラした触り心地で指滑り抜群です。

画質が若干落ちますので、美麗さを求めるなら「光沢 × ガラス」をオススメします。

ブラウジングや読書メインで使うアナタには

じっと細かい文字を見続ける方には、眼精疲労を防止する「ブルーライトカット」がオススメ。

加えて、電子書籍を読む際は、自分の顔の映り込みが気になったりする場合も……。

そんなアナタには「ブルーライトカット × アンチグレア」の組み合わせが盤石です。


なんかiPadのフィルム選び…難しくない?

フィルムは、細かく分解すると下図の様な層が組み合わさって出来ています。

それぞれの層ごとに存在する、無数の組み合わせが、商品選びを難しくみせています…。

とはいえ、じつは層ごとの種類は大して多くありません。

層ごとの要点を短く説明していきますので、最高のフィルムを選びの参考にしてみてください。

ipadのフィルム層
ガラスフィルムの一例

層の順番は厳密に決まりがある訳ではなく、製品によって層の数も異なります


iPadのフィルム選びはSTEPごとに!

前章の図を参考に、とくに使い心地に関わるのは3つのポイント。

上から順に「表面加工」、「機能加工」、「素材」の3つです。

次項から補足を入れていくので、自分が求める機能が何なのかを明確にしてみてください。

各項目から1つずつピックアップしていけば、最終的には自分だけのフィルムが選べるように!

表面加工機能加工 →素材 → 完了!
光沢(グレア)ブルーライトカットPET
非光沢(アンチグレア)覗き見防止(180°、360°)TPU
ペーパーライクガラス

表面加工を選ぶ!

表面加工は、触り心地や、画面の見え方に大きく関わる部分です。

以下のリストから、自分にあったものをピックアップしましょう。

アナタは何を重視しますか?

動画や写真などで「高画質」を重視:光沢

ゲームの「操作性」を重視:非光沢

Apple pencilの「書き心地」を重視:ペーパーライク

自分の顔が反射するのが嫌:非光沢

光沢(グレア)

「光沢」の名の通り、ツルツルしていて、透明度が高いフィルムです。

高い透明度のおかげで、動画や写真鑑賞時に、iPad本来の画質を落としません。

Netflixでサブスク動画を見る際など、より「高画質」を堪能したい場合に向きます。

ただし、映り込み(反射)が激しく、指紋が少し目立ちやすいのが難点です

非光沢(アンチグレア)

アンチグレアは、表面がサラサラで、反射をしっかり防止してくれます。

指紋も付きにくく、屋外でも見やすい特徴も兼ね揃えています。

サラサラなので指滑りが良く、FPSやオープンワールド系のゲームをプレイする際にも有利に。

「非光沢」の名の通り、透明度が低く、画面の鮮やかさが若干犠牲になります

ペーパーライク

直訳で「紙の様な(質感の)フィルム」、アンチグレア(非光沢)の一種です。

Apple Pencilなどペンシルを使って作業する場合は、紙に近い書き心地が得られます。

でもさ、紙って色んな紙ない?画用紙みたいのとか…

おっしゃる通り、じつはペーパーライクは「文字用」と「イラスト用」に分かれています。

イラスト用の中では書き心地によって、「ケント紙型」「上質紙型」に分かれるのが一般的です。

イラストで使わない場合は、「文字用」を選ぶ様にしましょう


機能加工を選ぶ!

機能加工はトッピング、「あったらいいかも」を追加してくれます。

必要なければスルーしてもいい部分ですし、「お?」と思えば追加しましょう。

機能加工の選び方

人に画面をチラ見されたくない:のぞき見防止

目の疲れを防止したい:ブルーライトカット

のぞき見防止

iPad用のぞき見防止フィルムのしくみ

プライバシー重視の「のぞき見防止」フィルムは、180°360°の2種が展開されています。

図のように、左右のみの視線をカットするか、全方位からの視線をカットするかの違いです。

自分も若干見えにくくなるという、もろはの剣的な部分がある点はデメリットです。

市販品のほとんどは「180°」です。お間違いないよう注意してください

ブルーライトカット

ブルーライトのイメージ図
ブルーライトは目に悪影響…

スマホやタブレット、PCなどから発せられる「ブルーライト」。

医学的にも眼精疲労や、視力低下、睡眠障害などの原因になるとされています。

そんなブルーライトを低減する加工ですが、iPad本来の「発色」が若干損なわれます。


素材を選ぶ!

フィルムの素材は、おもに耐衝撃性などに関わる部分です。

大きく分けて「PET」、「TPU」、「ガラス」の3種類に分かれます。

素材の選び方

割れが怖い!高画質を保ちたい!:ガラスフィルム

1円でも安く!フィルムなんて使い捨て!:PETフィルム

iPadには向かないかも…:TPUフィルム

PET(ポリエチレンテレフタラート)

PETはペットボトルの素材と同じ。よくみかける、最もポピュラーなフィルムです。

安価で手に入りますが、耐衝撃性は皆無に等しいのがPETです。

傷だけでなく「割れ」が心配の方は、ガラスフィルムを選びましょう。

TPU(熱可塑性ポリウレタン)

イメージ(※下図)の様な、引っ張ると伸びるビニールの様な素材です。

折りたたみスマホや、エッジ(端)が湾曲しているスマホの様に「形状が特殊」な機種に向きます。

ですので、画面に丸みなどがないiPadでは、TPU素材を選択するメリットはありません。

TPUフィルムのイメージ図
TPU素材のイメージ図

貼り方にひとクセあるので、貼るのが苦手な方も避けた方がいいかもしれません

ガラス

高い透明度と頑丈性を持ち、やや高級なラインに位置するのが「ガラス」。

ガラスフィルムで重視すべき点は、主に「硬度」「厚み」の2点です。

スマホの場合は形状が様々なのでもう少し複雑ですが、平面のiPadは難しく考えずに済みます

硬度|傷の付きにくさ

「硬度〜H!」なんてアピールする製品を、見かけた方も多いのではないでしょうか。

「〜H(鉛筆硬度)」は傷の付きにくさを示し、割れにくさとは関係ありません。

10H超えなどをアピールする製品もありますが、6〜8Hもあれば普段使いでは問題ありません。

2H爪や鍵でこするとちょっと心配
4H鋭利なもの+強めの圧だと心配
6H鍵やコイン程度なら無傷
8Hちょっとやそっとじゃ傷つかない
厚み|割れにくさ

難しく考える必要はなく、単純に厚くるほど頑丈になります。

ただし、人によっては厚くする程タッチ感度が落ちたり、重くなったりといったデメリットも生じる部分です。

〜0.25mm極薄。操作感重視で屋内向け
〜0.30mmタッチ感度優先。耐衝撃性は「高くない」
〜0.33mmバランス型。この辺りを選んでおけば外さない
0.33mm〜高い防御力。厚みを感じる。

いざ、iPadフィルム選びへ!

選ぶ
表面加工機能加工素材
光沢(グレア)ブルーライトカットPET
非光沢(アンチグレア)覗き見防止(180°、360°)TPU
ペーパーライクガラス
おさらい

さて、ここまででiPadフィルム選びの知識は万全です。

表内赤文字の「表面加工」「機能加工」「素材」の3つから、ご自身が大切にする機能を1つずつ選びましょう。

※機能加工のみ、必要なければ含めなくてもOKです。

キーワードを組み合わせてECサイトへ!

「iPad (機種名) 光沢 ブルーライトカット ガラス」

Amazonや楽天などで、以上の様に打ち込むと…

アナタの希望に沿ったフィルムが、ポンと表示されるはずです。

機種によっては、製品化されていない組み合わせもあるので、その場合は何かを妥協しましょう

おわりに

今回は「iPadのフィルム選び」についてご紹介しましたが、知識を持っておけばスマホなどにも応用できます。

市場には、淡々と単語を羅列しまくって「なんか凄そう…!」を演出している商品も沢山あります。

蓋を開けてみれば、高値でしょうもない商品を掴まされていた…。

そんな思いをしないためにも、ぜひ理論武装して、商品選びに臨んでみてくださいね。

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