kindleなどの読書用端末として知られる「電子インク」、一部はペンも付いていて勉強に向いていそうな感じですよね。
結論からいいます。「勉強」には不向きです。
何でこんな記事を書いているかというと、大した下調べもせずに「電子インクタブレットは勉強におすすめ!」なんて情報を見て、実際に買ってみたら・・・。
「いやいや、これは勉強にはキツいだろ・・・!」なんて、痛い経験をしたからです。
皆さんには筆者と同じ轍を踏んで欲しくないため、電子インクタブレットがオススメできる人、できない人に分けて解説します。
Contents
電子インクタブレット(e-inkタブレット)って?
本物の紙に限りなく近い質感で画面を映し出すことが可能なタブレットサイズの端末です。
kindleやkoboなど、元々は電子書籍用の端末として広く知られています。
「勉強」を目的に使うなら厳しい
筆者自身、電子インクタブレットを書き込み勉強用に購入した訳ですが・・・。
結果として勉強に使うにはかなりキツく、2週間でフリマアプリ行きになってしまいました。
表示が遅過ぎる
特性上仕方ないのですが、電子インクタブレットは次の画面を表示するまで非常に時間がかかります。
勉強で使う際には、同じノートの中でも様々なページに飛んだり、別の参考書を開いたりと結構忙しいです。
このとき、表示に一々時間がかかっていたら多大なストレスになることは言うまでもありません。
動画教材は見れない
次のページへの移動にすら時間がかかるのに動画が映せるか?という話ですが、残念ながら無理です。
電子インク端末では、快適な動画視聴は不可能といっていいでしょう。
最近ではyoutubeなどでも、優れた動画教材がたくさん上がっています。
動画視聴を利用できず、読書とノート書きに限定されてしまうのは、用途として非常に勿体ないと言えます。
価格が高い
書き込みも可能な電子インクタブレットの相場は、5万円程度と高額です。
電子インクそのものにコストがかかるのが理由です。
この点、最新のiPad下位機種が58,800円(公式価格)となっています。
この価格ならiPadの方が遙かに勉強に向くのは言うまでもありません。
電子インクタブレットはどんな人におすすめ?
もちろん、電子インクタブレットはやめとけ!なんて言いたい訳ではありません、用途によって確実に向き不向きがあります。
この項では、電子インクタブレットが向いている人、いない人に分けて解説します。
電子インクタブレットが向いていない人
講義や日常生活でメイン使いしたい人
前述したとおり、電子インクタブレットでは動画視聴やネットサーフィンは困難です。
まだ一台もタブレットを持っていない方の、「メインのタブレットを持ちたい!」という用途には確実に向いていません。
pdf化など、データの取り込みを考えている方
電子インクタブレットではデータを取り込んだり(pdf化)、あとでアプリを入れて拡張したりは困難です。
できない訳ではありませんが、専門知識が必要になる上、入れても動作が遅く、有用性に欠けます。
そもそも通常のタブレットの様に使う事は想定されていませんので、初心者の方は注意が必要です。
電子インクタブレットが向いている人
読書メインで使いたい人
電子インク端末は目にも優しく、小説などをゆったり読むには非常に有用です。
また、ネットサーフィンなどの利用が難しいというのは、裏を返せば余計なものに気を取られずに済むという事です。
機能は最低限でいいから、読書専用端末として、そして参考書などを読みながら簡単なメモ書きに使いたい。
そんな方にオススメなのが電子インクタブレットです。
単純な「ノート」として持ち運びたい方
普段紙のノートを使っている方は、ノートを何冊も持ち運ぶのに不満を感じているかも知れません。
電子インクタブレットなら、一台でノートを何百冊とまとめておく事が可能です。
ただ、この点は普通のタブレットでも当然代用できます。
「ノート」にしたいから電子インクタブレットを・・・というのも、やや動機に欠けるかもしれません。
勉強に使うなら普通のタブレットを選びましょう
以上の理由から、筆者は電子インクタブレットの勉強での使用を諦めました。
勉強で使うタブレットをお探しなら、普通のタブレットを買うことを強くオススメします。
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