iPad miniは勉強に使えるか

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iPad miniで勉強は捗る?1年半講義と試験で使った筆者が徹底考察

講義ノートも、試験対策も、iPad miniひとつで完結できたら最高ですよね。

でも「画面が小さくて逆に不便なんじゃ?」そんな不安もあるのではないでしょうか。

筆者は社会人経験を経て、大学へ再入学し約1年半講義と試験でフル活用した背景があります。

この記事では、「実際に勉強に使えるのか」「買って後悔しない?」といった疑問に、体験ベースでお答えします。

  • ipad miniのサイズ感に魅力を感じる人
  • iPad miniで本当に勉強が捗るのか気になっている人
  • 大学や資格試験でタブレットの導入を考えている人

Contents

iPad miniで1年半勉強して感じたメリット

iPad miniを学習に使うと「コンパクト」「軽量」「携帯性」が最大の武器になります。

ここでは筆者が1年間、大学の講義と試験対策で使った実体験をもとに、リアルな使用感をお伝えします。

iPad miniで勉強して感じたメリット

  • 「読む・観る」系の勉強では最強のお手軽感
  • 手帳として使っても丁度いいサイズ感
  • とにかく持ち運びが捗る

インプット系の勉強は本当に捗る

スマホは画面が小さい上、普段エンタメ機になっている分勉強メインで使うのはキツい……。

かといって大型タブレットだと、机での勉強がメインなので、始めるのに気力がいる……。

こんなとき、kindleやスキャンしたプリント、動画講義など「ちょっと勉強したいとき」非常にお手軽です。

パッと取り出して作業するとき、本当に”丁度いいサイズ感”なんですよね

手帳に似たサイズ感、学習計画を立てやすい

iPad mini6と、標準的なシステム手帳のサイズ比

iPad miniは、一般的に使われる「バイブルサイズ」のシステム手帳とほぼ同じサイズ感です。

Apple Pencilを買えば、手書き手帳として一般的な手帳同様に活躍します(※旧機種の一部は対象外)。

勉強面では、計画を立てたり、試験日をメモったりといった用途で取り回しが効きやすいのは大きなメリットです。

コンパクトだから勉強する場所を選ばない

ちょっとしたレイヤーポーチの中に、iPad miniと必要なものだけ入れて、カフェで勉強。

テキストを使わない講義の日は、プリントをスキャンしてポーチだけ持って大学へ。

様々なシーンの中で、荷物が少なくミニマリスト気分で過ごせるのは非常に軽快でした。

iPad miniは手頃なサイズ感的に、大学ではとくに女性陣に好評でした

iPad miniで1年半勉強して感じたデメリット

何となく想像が付くかもしれませんが、iPad miniの画面サイズなりの制限は非常に強く感じました。

独特なサイズ感ゆえなのか、純正キーボードがない点も若干の不満を感じた点です。

iPad miniを勉強で使って感じたデメリット

  • アウトプット系の勉強はだいぶ不利
  • Apple純正キーボードが存在しない
  • 目が疲れる

アウトプット系の勉強はだいぶ不便

iPadでの勉強は画面分割(Split View)が基本

画像から伝わるでしょうか、iPad miniは画面分割すると文庫本より遥かに小さい表示領域になります。

表示領域が小さいと……

「片方にテキスト、片方に問題集」の様な、iPadの強みを活かせない

・常にズームインとズームアウトを繰り返して書き込むイメージ

当ブログでも、iPadを使った勉強法を様々紹介していますが、ほとんどがSplit View(画面分割)前提です。

このSplit Viewが非常に見づらいサイズ感なので、活用できるシーンが制限されます。

画面分割は、iPad miniでは実用的ではないといっても過言ではないです…。

純正キーボードがない

iPad(無印)なら"folio"、AirやProなら"magic keyboard"などの純正キーボード付きケースがあります。

しかし、iPad miniには純正キーボードがなく、サードパーティ製に頼るしかありません。

当然、純正品はサイズ感も機能性も徹底的に作り込まれているので、こだわりたい人は不満かもしれません。

規格上仕方ないんですが、大半のサードパーティ製は”厚み”や”別途充電が必要になる”点で不便です

目が疲れる

小さい文字と、大きく見やすい文字、どちらが目の負担が少ないか…考えるまでもないかもしれません。

縦画面で見る場合には問題ありません、ただしSplit Viewでテキストを見る場合は視力に注意しましょう。

iPad miniの場合は覗き込む事も増えるので、首の痛みにも注意です…

勉強で使うiPad miniのメリット&デメリットまとめ

メリット

  • 「読む・観る」系の勉強では最強のお手軽感
  • 手帳として使っても丁度いいサイズ感
  • とにかく持ち運びが捗る

デメリット

  • 「書く」系の勉強や講義では不利
  • 純正キーボードがない
  • 目が疲れる

タブレットとスマホの中間に位置するiPad miniのサイズ感は、携帯性や手軽さでは唯一無二のメリットに。

ただし勉強で使用する場合は、画面分割が不便な分、活用できるシーンが大きく制限されます。

勉強で使う場合のiPad miniはどんな人に向く?

iPad miniをメイン端末にして、一台で全て片付けようと思うと、だいぶ不便かもしれません。

反面で、サブ機として使う場合や、併用で使う場合には勉強用端末としても十分に機能してくれます。

iPad miniの勉強用途に向く人、向かない人

  • 紙テキストと併用して勉強する場合は ◯
  • iPad miniを二台目として検討する場合も ◯
  • iPad mini一台で完結させたい人は △

紙テキストと併用して勉強する場合は◯

テキスト(教科書)は紙、市販問題集はiPad mini、あるいはその逆で使用する場合です。

縦画面フルで使う場合には、非常にお手頃なサイズ感なのがiPad miniの強み。

また、講義ノートとして、スライドや黒板を見ながら書き込む使い方も非常に有用です。

1台で勉強を完結させたいなら他シリーズ、併用を考えるならiPad miniが視野に入ります

二台目(サブ機)や買い替えで検討する場合も◯

初めてのiPad勉強にチャレンジ…この場合、iPad miniを選ぶのはややチャレンジャーです。

勉強向きなAirと比較して、コストも2万円程度しか差がつかないため、決してお得とも言えません。

ただし、既にAIrを使ったことがある方が、リサイズなどを検討する分には十分有用な選択肢といえます。

メイン機として一台で完結させたい場合は△

「講義ノートをしっかりまとめたい」「PDFや資料を見ながら書きたい」「長時間の画面作業が多い」……etc

この場合はiPad miniよりも、AirやProを選んだ方が断然効率的です。

勉強内容が「読むよりも書く」「短時間よりも長時間」なら、iPad miniは少し物足りなさを感じるかもしれません。

書き込み型の勉強が多いなら、iPad Airなどのシリーズを選ぶのが賢明です

iPad miniは勉強に使える?筆者なりの見解

ここまではiPad miniを勉強で使う際の、一般論的なことを解説しました。

「で、筆者はどうだったの?」というところで、結論を出していきたいと思います。

筆者の軌跡|勉強に最も適していたシリーズは?

全シリーズを試した筆者ですが、最もバランスが取れていると感じたのはAirでした。

たまに使うものではない以上、身体の疲れ、視認性、Split Viewでの快適さなど、細かい部分で差が出ます。

コスト面も勘案すると、やはりiPad(無印)かiPad Airが最も勉強向きと感じます。

  • 社会人時代(資格勉強など)
    • iPad無印AirAndroidなどを使用、観る勉強が中心
  • 再受験時代(受験勉強)
    • 奮発してiPad Proに買い替え、案の定オーバースペックを痛感
  • 2回目学生(講義やテスト)
    • Pro画面割れ、サイズに惹かれiPad miniに買い替え。小さ過ぎを痛感
  • 現在
    • iPad Airに戻る、サブ機はGalaxy Tab。

結論|サイズ感に惹かれるなら買い、迷うならAir

他のシリーズは基本的に11インチ〜になりますので、8.3インチのiPad miniは替えが効きません。

機能性を落としてでもサイズ感に魅力を感じている、そんな場合はぜひ購入に踏み切ってみて下さい。

かくいう筆者も、勉強での機能性が落ちる事を覚悟しながらロマンを取った一人です

iPad miniを勉強に活かすならこう使う

小さくても、アプリ次第で“学習専用機”として力を発揮するのがiPad mini。

ここでは実際に私が試験勉強や講義メモに使っていた、おすすめアプリとその使い方をご紹介します。

ただ使うだけでなく、どう使うと「iPad miniの強み」を最大化できるかがポイントです。

ChatGPTなどAI系はマスト

つい2024年頃まで、好奇な目で見られていた”生成AI”は凄まじい勢いで進歩しています。

現在では、勉強で使う分にもブレークスルーを及ぼす程の進歩が見られます。

iPad miniでももちろんGPTは使えますので(無料)、勉強の強力過ぎるお供としてインストールしておきましょう。

暗記系で使うなら

パソコンがあるならAnki、無ければmini単体で使える「暗記メーカー」をインストールしておきましょう。

フラッシュカードを用いたり、最適なタイミングで復習を促してくれたりと暗記の強い味方になります。

また、自分でオリジナル問題の作成もできるので、インプットもアウトプットも兼ねた勉強が可能です。

その他、最低限入れておくべきアプリ

初めて勉強用にiPad miniを購入する方は、以下のアプリは最低限必ずインストールしておきましょう。

とりあえずインストールしておくべきアプリ

  • Goodnotes → ノートアプリ、必須
  • Kindle → 電子書籍アプリ、よく本を読むならunlimitedに登録
  • Notion → 何でもまとめておける書庫の様なアプリ

また、以下の記事にiPad miniでの勉強で使える(実際に使っていた)アプリをまとめてあります。

どのアプリが有用かよく分からない方は、ぜひ参考にしてみてください。

iPad miniは“勉強の選択肢”を広げてくれる存在

iPad miniは、万能型ではありません。

でも、「今まで勉強できなかった時間・場所でも学べる」という新しい選択肢をくれる端末です。

私自身も、通学中や寝る前など隙間時間の“ちょこっと勉強”が増えました。

これこそがmini最大の価値であり、「学習の幅を広げたい」人にとっては最良のパートナーだと思います。

向いてる向いてない云々より、自分が気に入ったものじゃないとモチベが上がらない!そんな人にminiです!

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  • この記事を書いた人

Yuu

塾講師、金融機関営業、電機メーカー営業を渡り歩き
タブレット片手に大学へ再入学。
趣味はゲームと読書。好きなアニメはリゼロとSAO。

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