タブレット学習が普及し始めてから、まださほど時間が経っていません。
色々な疑問や不安点が浮かんでくるのも当然のことでしょう。
本記事では、デメリットやリスクなど、これからiPadで勉強する方が不安に思うであろう点を余すことなく解説しております。
購入を検討されている方は、必要な部分だけかいつまんで、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
iPad(タブレット)勉強は「覚えられない?」
紙の方が記憶に残るなんて話を聞いたことがある方もいたっしゃるかもしれません。
本項では、タブレット勉強初心者がとくに不安に感じがちな部分を、先回りして解説していきます。
不安に思いがちなポイント
- 紙とタブレットどっちがいい?
- 紙の方が記憶に残る?
- >>結論
Q.紙とタブレットどっちがいいの?
スポーツ同様、勉強も出来るだけ手を動かして勉強した方が、頭に残りやすくなります。
書き込みで手を動かす機会が多い「紙」は、勉強に向いていると言われがちです。
しかし、最近ではタブレットに直接書き込めるようになり、紙同様の使い方が出来るようになりました。
Q.紙の方が記憶に残るってきいたけど?
多くの論文で「紙とタブレットの書き込みでは、紙の方が記憶に残った」旨の結果を公表しているのは事実です。
ここで注意したいのが、これは殆どの場合、単純なメモ書きのケースを想定して実証が行われている点です。
実際には、紙とは違い、タブレットでは複数の記憶用アプリなどを組み合わせて学習します。
使い方次第では、紙をも凌ぐ無数の使い方が模索出来るのが、タブレット学習の強みといえます。
タブレット(iPad)で頭に入らない事は「ない」
タブレットは、Ankiなどの学習用アプリと併用することで、紙を凌ぐ可能性を大いに秘めています。
ただ、ちょっと使って「あぁ使いにくい」となると、「タブレットやめたい・・・」なんて後悔にも繋がりがちです。
適切な運用方法を身に付ければ、タブレットはこの上なく頼もしい存在になります。
iPad(タブレット)で勉強するデメリット
タブレットを使った学習には明確なデメリットも存在するのは確かです。
ここでは、タブレット学習における3つの主要なデメリットについて解説します。
こんな方におすすめ
- デメリット①|目や首への負担が増える
- デメリット②|誘惑が多い
- デメリット③|慣れに時間がかかる
デメリット①|iPadでの勉強は目が疲れる
タブレットを長時間見続けることで、目に負担がかかります。
画面のブルーライトや光のちらつきが、眼精疲労を引き起こしやすく、視力低下のリスクも伴います。
また、画面を覗き込む姿勢が続くと、首や肩への負担がかかり、肩こりや頭痛を感じることも少なくありません。
デメリット②|iPadでの勉強は誘惑が多い
タブレットはSNSやゲーム、動画などの誘惑と隣り合わせです。
通知が頻繁に届くと、勉強中でも気が散りやすくなり、集中力を保つのが難しくなることがあります。
この点に関しては対策法を次の章で後述します。
デメリット③|iPadでの勉強は慣れるまで時間がかかる
今まで紙一辺倒で来た方が、タブレット学習に切り替えるにはそこそこ時間を要します。
とくに、書き込み回りを使いこなせる様になるまでには数週間必要でしょう。
試験直前の方が、いきなりタブレット学習に・・・というのは厳に避けるべきといえます。
iPad(タブレット)で勉強するメリット
ここまでリスクやデメリットなどネガティブな面を説明してきました。反面で多大なメリットがあるのも事実です。
まだタブレットを使って勉強したことがない方は、ぜひ参考にしてみてください。
タブレット学習のメリット
- メリット①|余計な道具が必要ない
- メリット②|省スペースで持ち運びに便利
- メリット③|かさばる紙類もまるごと一台に
メリット①|筆箱も赤シートも必要ない
この一手間が勉強へのスムーズな導入を妨げます。タブレットさえあれば、探す手間は必要ありません。
トイレに行くとき、ベッドに寝転がっているとき、傍らにタブレットがあればいつでも勉強ができます。
手元に赤シートがなくても、設定を行えばワンタッチで覚えたい単語を隠すこともできます。
メリット②|省スペースで持ち運びに便利
ちょっとカフェで勉強しようかな?と思ったとき、小さい机だとスペースがキツキツになる事も。
勉強内容によってはテキストだけで数kgにもなり、重くてかさばるだけでなく好みのバッグも選べません。
タブレットなら必要なものは本体とペンシルだけ、どれだけ机が狭くても場所をとりません。
メリット③|かさばる紙類も、まるごと片手に
教科書やプリントをスキャンすれば、まるごとタブレットに入れて管理できます。
学校、資格の勉強と異なるテキストも、一台に入れて持ち運べればとってもラクですよね。
タブレットでは何十冊テキストがあろうと、わずか500グラム程で持ち運べます。
ココがポイント
スキャンの方法には「スキャナーアプリを使う方法」と「スキャナーを購入する方法」の2通りがあります。
リンク先にて解説しておりますので、購入を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。
iPadを購入するなら|やっておきたい3つの設定
iPadには「目を守る設定」や「娯楽を遠ざける設定」など、かゆい所にも手が届く設定が沢山あります。
これだけはやっておきたい設定を掲載しますので、購入後はぜひ参考にしてみてください。
1.スクリーンタイム設定 / 眼精疲労軽減
ココがポイント
スクリーンタイム:設定した時間、娯楽アプリを開けなくする
眼精疲労軽減設定:画面との距離が近すぎると使用を制限する
万が一どうしても設定時間内にアプリを開かなければいけなくなった場合、パスワードを入力すれば解除できます。
裏を返せばスクリーンタイムは簡単に誘惑に負けてしまうため、家族などにパスワードだけ設定して貰うのも一つの手です。
設定→検索窓で「スクリーンタイム」と入力し、赤枠をタップ
赤枠でアプリの使用制限、青枠で眼精疲労軽減を設定
2.Split View(スプリットビュー)
ココがポイント
Split View:画面を2分割にする
※二分割表示に対応していないアプリも一部あります。
わざわざ設定しなくても最初から使えますが、画面を2分割にする方法です。
これによって、片方に講義動画やテキスト、片方にノートが可能になります。
文面で説明するより、動画の方が分かりやすいかと思い、Gifを掲載致しました。ぜひ参考にしてみてください。
3.True Tone / Night Shift
ココがポイント
True Tone:自分の周りの明るさや色を認識し、画面の色を合わせる
Night Shift:時間帯によって、画面の色合いや明るさを自動調整する
いずれも眼精疲労軽減設定と併せて、目を守る設定です。
周りが暗い場合など、一々明るさなどを設定しなくても自動で調整してくれる様になります。
iPadを使いこなせれば勉強の環境は一変する
義務教育でも取り入れられている通り、これからの時代の勉強はタブレットは「スタンダード」になっていきます。
タブレットを使ってみて肌に合わなかったなら仕方ありませんが、最初から使い方を全く知らないのは出遅れ感を及ぼす恐れがあります。
当ブログでは普段の勉強や学生生活などで、タブレットを活用する方法を多く掲載しております。
iPadを使った勉強法なども解説しておりますので、ぜひ併せてご覧ください。
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