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【キャンパスライフ編】30代,40代,50代の大学再入学|実際に体験した筆者が語る

独立開業、一発逆転、キャリアアップ、家業の継承、学歴コンプ解消・・・etc

30代以降の大学再入学には様々な理由があることでしょう。

 

私はちょうど30歳を迎えた年、職を辞して医歯薬系の大学に再入学しました。

当然、みなさんと同じように再入学までには様々な情報収集を行っていた覚えがあります。

 

ただ、「入るまで」の情報はあっても「入ってから」の情報って中々ないんですよね・・・。

そこで本記事では、30代〜の再入学を目指す方に向けて「キャンパスライフ」に絞って振り返ってみようと思います。

>>予備校を使わずに乗り切った「受験勉強編」はこちら

 

再入学でのキャンパスライフはどうだった?

社会人を経て再入学して送ったキャンパスライフが、実際はどの様なものだったか。

率直な感想と共に、対処法を記しておきます。

 

率直に言うと「キツい」

結論からいいます。はっきり言ってキツかったです。

何がキツいって、勉強面よりもメンタル面でした。

 

当然、現役でキャンパスライフを送っていたときとは大きく環境が異なります。

いうまでもないですが、周りは10代後半〜20代前半が9割近くを占めます。

この中で圧倒的なマイノリティとして存在しているのは、メンタルに様々な影響を与えます。

 

勉強も勉強で、試験前は3日連続で朝9時〜朝7時まで詰め込みなんて事もありました・・・

 

予め過ごし方を考えた方がいい

私の周りの再入学者は半数近くが辞めていきました。

実際に記事になるのは「成功した人」がほとんどです。

「失敗した人」にスポットライトが当たる事は滅多にありません。

 

入れさえすればなんとかなる精神で入学するのは、非常に危険です。

とくに私に境遇の近い医歯薬系志望の方はご留意下さい。

6年という期間は数字で見るのと、身を以て経験するのとでは大きく異なります。


再入学前の不安点を振り返ってみる

恐らく再入学者が入学前に不安になるであろう点、自分が不安に思っていた点を書き記しておきます。

※ 受験勉強などは「キャンパスライフ」の趣旨から外れるので別記事で紹介しております。

 

Q1.同年代はいますか?

いました。私の学年は特段多く、全体の約15%が30代以降で構成されていました。

実際には2年次以降の編入者や留年者がいて、後から30〜50代も増えてきます。

1年次の年代内訳

  • 10代・・・約75%
  • 20代・・・約10%
  • 30代・・・約13%
  • 40代・・・約2%
  • 50代・・・0%

便宜上パーセンテージで表していますが、「100人いればこれくらい」と捉えて頂ければ幸いです。

ただ、学年によっては1年次の30代以降が0%ということもありました。

確実ではありませんが、不安な方は大学HPの「人数構成」や、学生課への確認で必ず下調べしましょう。

 

万一同学年に同世代がいなかった場合は、サークルに入れば見つかることも多いです

 

Q2.自分だけ浮きませんか?

よほど目立つ行動でも取らない限り、まず浮きません。

求められていない上から目線のアドバイスや、講義中に騒ぐなどの行動は避けましょう。

 

Q3.嫌がらせのターゲットになりませんか?

Q2と被りますが、よほど他の学生の迷惑になる様な言動を取らない限りなりません。

ご自身が10代20代の頃、少なからず世代が上の方と話した事はあったかと思います。

その際に「嫌がらせしよう」なんて思ったでしょうか。

 

多くの場合は萎縮する事はあれ、攻撃しようなんて事にはならなかったはずです

 

Q4.バイトと両立できますか?

主に学費面や、生活費の工面に不安がある場合ですね。

当然学部によりますが、医歯薬系なら3年辺りから極めて困難になります。

もちろん不可能ではありませんが、とんでもなくハードな環境になる事は覚悟した方がいいでしょう。

途中で留年して、借金漬け(又は奨学金返済)になる方もいるのが実状で、厳密な予算決めが必須事項です。

 

実際に両立している苦学生もいましたが、尊敬を禁じ得ないです…

 

Q5.不当な扱いは受けませんか?

講師陣はすべからく「一人の学生」として扱ってきます。

入学した以上はアナタがどれだけ年上だろうと「一人の学生」として扱われます

このご時世ですので、万一年代で扱いが変わる様なことがあれば即スキャンダルに発展します。

不利になることもなければ、有利になることもありませんので、この点はご安心ください。


キャンパスライフでの立ち位置は3パターンに落ち着く

数ヶ月も経つと、30代以降の再入学者は以下の様な3タイプに落ち着ちついていきます。

  • 上手く周りに馴染むタイプ
  • ソロプレイヤー(一匹狼)
  • 距離感を誤って引かれるタイプ

まずは自分がどの立ち位置に落ち着きそうか把握しておきましょう。

 

1.うまく周りに馴染むタイプ

一定のコミュニケーション力があるならこの過ごし方が一番平穏でしょう。

付かず離れず、適度な距離感を保つ能力に長けている方々です。

元々営業職など、対人関係の職に就いていた方に多い印象でした。

 

既婚者なども警戒されづらいのか、うまく馴染んでいる方々が多かったですね

 

2.ソロプレイヤー

グループワークなど用がある時だけ最低限コミュニケーションを取る、お一人様の動き方です。

自らコミュニケーションを取らない限りは、目上の人間に学生が絡んでくる事なんてほぼありません。

一切アクションを起こさなければ、必然的にソロプレイヤーに落ち着くことになります。

 

ただし後述しますが、"最低限"のコミュニケーションは基本的に必須になります

 

3.人に引かれるタイプ

「10代や20代とエンジョイしたい」「若い子に囲まれて過ごしたい」

少しでもそんな願望があるなら捨てた方がいいでしょう。

 

部署内で人間関係が固定される「仕事」とは違い、学生は誰と過ごすか自由に選べます。

このため1世代も2世代も離れた人が距離感を詰めすぎると、一瞬で敬遠されます。

こうなってしまうと学生生活は一気にハードモードに突入します。


どのようにキャンパスライフを乗り切るか

実際にはどのような目的を持って再入学するかで、大学での過ごし方は大きく変わってきます。

 

純粋に勉強だけしていたい場合

長い年月を勉強一本で過ごすというのは、実際にやってみるとかなりの苦行です。

精神衛生的にも、息抜きするための場所を「早めに」作っておく事を強くオススメします。

早めに、というのは学年が上がるとそれどころではなくなってくるからです。

プライベートな関係を学外に求め、学内は「勉強のために行くだけ」と線引きをするといいでしょう。

 

学術的な話をしたければ、オフィスアワーに教授に会いに行くのも有りですね

 

キャンパスライフと勉強を両立したい場合

稀に10代や20代とご飯に行ったりもしますが、「居心地の悪さ」の様なものは付きまといます。

やはり結局は同じ年代同士でつるんだり、家庭を優先されている方が多かった印象です。

 

中には親分肌で学生を引っ張っていく様な人もいました

 

とはいえ私の代の再入学者は20代後半〜50代まで幅広く在籍していましたが、先述した通り0人の代もありました。

人間関係をキャンパスだけに求めず、バイトや学外コミュニティなど幅広く裾野を拡げておくといいでしょう。

 

確実に単位を取って国家資格へ繋げたい場合

常に一定のコミュニケーションを心掛けましょう。

「いやいや完全ソロプレイで十分だ」そんな反論も聞こえてきそうです。

しかし勉強だけしていれば確実に国家試験合格に繋がるか、残念ながらそうではないのが現状です。

 

とくに医療系学部は週刊誌なんかでも、頻繁にゴシップがすっぱ抜かれていますが・・・。

講義を聞いても到底理解できない、理不尽な内容が出題されることが実際に頻発します。

このときライフラインになるのが「過去問」です。

 

上の学年、横の繋がりを総動員して過去問を集めますが、ソロプレイだと過去問回収が困難になります。

以上の理由から、ある程度のコミュニケーションは必須となります。


入学したことに「後悔」はない

少しでも、再入学した後の学生生活をイメージして頂けたなら幸いです。

厳しい…と感じた方のほうが多いのではないでしょうか。

ただし、その分人間的に成長する部分も一塩で、普通では得られない経験値を得られるのも確かです。

 

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誰が負担してくれる訳でもない30代以降の受験生活では、少しでも費用を節約するのは必須事項です。

お時間あればぜひご覧になってみてくださいね。

>>予備校を使わずに乗り切った「受験勉強編」はこちら

 

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