
1万円台で買えるのもあるけど、これでいいんじゃないの?
勉強用ならiPad、なんとなくそんなイメージを持っている方も多いかもしれません。
記事後半で解説しますが、10年以上両機種を使っている筆者も、勉強用にはiPadが向くと考えています。
とはいえ、「高い…」「被るのが嫌…」「Apple製品は苦手…」様々な声もあることでしょう。
本記事では、iPad以外の勉強用タブレットを選ぶ際のポイントを交えつつ、選び方を紹介していきます。
当記事を読めば、結局使い勝手が悪くてNetflix専用端末になっていた…なんて事態は防げます。
- 書き込みできる勉強用のタブレットを探している
- できる限り予算を抑えたい
- iPad以外の選択肢を知りたい
Contents
勉強用おすすめタブレット5選(iPad以外)
※表は横スクロールできます
商品名 | 画像 | 販売サイト | ペン同梱 | サイズ | 容量 | メモリ | CPU |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Galaxy Tab S10 FE | ![]() |
Amazon
| 同梱 | 10.9インチ | 128GB ※拡張可 | 6GB | Exynos 1380 |
LAVIE Tab T11 | ![]() |
楽天
| 別売 | 11.45インチ | 256GB ※拡張可 | 8GB | Snapdragon 685 |
Surface Pro7(整備済品) | ![]() |
Amazon
| 別売 | 12.3インチ | 512GB ※拡張可 | 16GB | 第10世代 Core-i7 |
Galaxy Tab S6 Lite | ![]() |
Amazon
| 同梱 | 10.4インチ | 64GB ※拡張可 | 4GB | Snapdragon 720G |
FIRE HD 10 | ![]() |
Amazon
| 別売 | 10.1インチ | 32GB- ※拡張可 | 3GB | 非公開 |
結論から知りたい方に向けて、書き込み可能な勉強用モデルを5つに絞ってご紹介します。
スペックなどを踏まえ、上から順にオススメ度の高いものを掲載していますので、ぜひ参考にしてみてください。

10万円を超えると「iPadでいいのでは…?」という話になってくるので、以下のモデルに絞っています
性能>価格|5〜10万円のおすすめモデル
まずは、「スペックが十分」かつ「書き込み可能」なモデルから紹介します。
じつはどちらも満たしているモデルに絞ると、選択肢はごく僅かになります。
Galaxy Tab S10 FE|Samsung(※ペン同梱)

ペン同梱、知る人ぞ知る勉強用神タブレット。
Galaxy Tabシリーズには「Galaxy note」という極めて高機能な専用ノートアプリが搭載されています。
高精度で録音したものをノートに差し込んだり、スキャナが標準搭載されていたりと、至れり尽くせりです。
スタイラスペンもセットで付いてくるので、ペン選びで迷わずに済むのもありがたい点ですね。

より大画面が良ければ10FE「+」を選択しましょう
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LAVIE Tab T11|NEC(※ペン別売)

国産メーカーでは珍しい手書きOKタブレット!勉強用途なら十分な性能を誇る
LAVIE Tabは、性能によって入門・ミドル・ハイスペックの3つのモデルに分かれています。
本モデルは「ハイスペック」にあたるモデルですが、性能的にはGalaxyよりやや控えめ。
NEC製品ですので、日本メーカーにこだわりのある方はこちらを選ぶといいでしょう。

末尾の型番がT1175「JAS」のものがメモリ8GBでオススメです、amazonにない場合は楽天からお買い求めください
Surface Pro7(整備済み品)|Microsoft(※ペン別売)

windowsOS搭載。パソコン主体でありながら、別売のペンを購入すれば書き込みタブレットとしても利用できます!
Surfaceはタブレットのように扱うノートPCといった具合で、Microsoft Officeなどでも活用できます。
別売のキーボードを買えば、使い勝手の悪さで評判の「タブレット版Office」もサクサク動かせます。
同じPro 7シリーズでもCPUとメモリを選べますので、予算に応じて調整するといいでしょう。
現在、Pro10まで発売されていますが、20万程度まで価格が跳ね上がります…
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価格>性能|〜5万円のオススメモデル
スペックの関係上、あれもこれも動かすのは難しいですが、書き込み勉強用の入門機としては最適なモデルです。
「メインで使う訳ではない」「タブレット勉強の慣らしで使ってみたい」「安さ重視」、そんな方々にオススメです。
Galaxy Tab S6 Lite|Samsung(※ペン同梱)

手頃なサイズ感が魅力!紙とタブレットの両刀使いにもオススメの端末!
最初にご紹介した、「Galaxy tab」の系譜です。
やや控えめなスペックでありつつも、手頃なサイズ感が魅力的。
教科書は紙がいい、ノートやちょっとした調べ物はタブレット、そんな使い方にもオススメの端末です。
より安価な「Aシリーズ」もありますが、ペンに対応するのはSシリーズのみです
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amazon|FIRE HD 10 2023(※ペン別売)

1万円台の低価格で書き込みにも対応!初めてのタブレット勉強や、サブ機としての用途に最適
同価格帯のタブレットは、軒並みスタイラスペンでの書き込みに対応してません。
しかし、こちらの機種はなんと本体1万円台で書き込みにも対応します。
ペンは5000円程度で別売りになりますが、ペン代を入れても破格のコスパで書き込みタブレット環境を構築できます。

ただしFire HD10は、本格的なノート取りには不向きです。あくまで入門機的な位置付けで捉えておきましょう
比較|iPadと他のタブレットは何が違う?

「勉強用にはiPadを!」なんて紹介されているのを、見かけた方も多いのではないでしょうか。
iPad以外のタブレットを選ぶ場合、勉強面でiPadとどのような違いがあるのかを整理しておきましょう。
iPad以外のタブレットは…
- ほとんどの機種が「ペンでの書き込み」に対応していない
- Goodnotesに対応していない(※一部機種除く)
- 性能によって不具合が頻発しやすい
1. ほとんどの機種が「ペンでの書き込み」に対応していない
iPad以外の書き込み対応タブレットを探してみると、意外に少ない事に気が付くかもしれません。
iPad以外のタブレット(Android)は、ほとんどの機種がスタイラスペンに対応していないからです。
ペンに対応していないタブレットは、書き込みができず、主に動画視聴やテキスト閲覧用にしか使用できません。
このため、勉強用タブレットとしての価値は半減します。
書き込んでいる様に見せかけて、タッチペンで操作しているだけの商品画像に注意です
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2. Good notesが使えない
iPadには「Good notes」という極めて優れたノートアプリがあります。
しかし残念ながら、現在Android端末向けには正式にGood notesがリリースされていません。

使えるには使えるのですが、わずか数機種(※主にSamsung機種)のみ対応と、極めて限定的です……
ノートアプリ自体は多数リリースされていますが、Good notesには大きく劣るというのが主観的な意見です。
どれだけ性能が充実していても、屋台骨になるノートアプリがイマイチだと勉強にストレスを及ぼします。
3. 性能によって不具合が頻発しやすい
iPadはどのモデルを選んでも、比較的性能が安定しています。
しかし、android端末は最新のモデルでも性能に大きくバラつきがあります。
例え2025年モデルだったとしても、低スペックなものを選ぶとフリーズや強制シャットダウンが頻繁に起こりえます。
多少なりともCPUやメモリなどの知識がないと、高値でも低スペックな機種を掴まされる……。
そんな事態が起きやすいのが、iPadと比べた難点といえるでしょう。
安さやメーカー独自の機能、SDカードでの拡張性などは、iPadにない強みといえます
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勉強用のタブレットで重視すべき3つのポイント

勉強用として、iPad以外のタブレットを利用する際の「違い」についてご紹介しました。
本章では違いを踏まえて、どんなタブレットを選べば勉強用として活用できるかを解説します。
1. スタイラスペンに対応している?
先述した通り、iPadではないタブレットのほとんどがスタイラスペンに対応していません。
書き込んで使えなければ、勉強面では大きくなったスマホと大して変わりません。
このように、書き込みに対応していれば、勉強の幅は大きく広がります。
スタイラスペンの対応可否(書き込めるかどうか)は、最優先でチェックする様にしましょう。
2. 内臓しているCPUの種類は?
やたらと価格だけ安い場合は、タブレットの「CPU」のスペックが低い可能性を疑いましょう。

調べたらSnapdragon8 gen 3とかA16 Bionicとか書いてあって、訳わかんないんだけど・・・
じつは「ベンチマークスコア」とよばれるもので、性能が数値化されているのはご存知でしょうか。
ドラゴンボールでいう、戦闘力のようなものですね(読んだことない方はすみません…)。
参考までに、2025年2月現在、最新モデルのiPad下位機種のスコアは「665733」です。
もちろん数値が全てではないのですが、著しく低い場合は注意が必要といえます。
『"CPU名" Antutu』と検索すれば、大体数値が出てきます
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3. 内臓しているメモリ(RAM)は何GB?
タブレットのメモリが多ければ、複数のアプリを同時に起動しても安定して動いてくれます。
メモリは、◯GBのように表現されていますが、容量(=ストレージ=ROM)とはまったくの別物です。
テーブルに乗っからなくなった分は、「フリーズ」や「処理落ち」といった形で返ってきます。
タブレットの場合、勉強用途なら4GBだとたまに動作がモタつく、8GBあれば十分サクサク動いてくれるイメージです。
デザインなど、クリエイティブな勉強でも使う場合は16GBあれば、より快適に動作してくれます。

"電子インクタブレット"の勉強利用は要注意

ご自身で勉強用タブレットを選ぶ際に注意して欲しいのが、「電子インクタブレット」についてです。
最近は書き込みにも対応した、電子インクタブレットが普及し始めています。
率直に、勉強で使ってみた身としては、メインで使う場合にはおすすめしないの一言に尽きます。
調べ物などに用いるには圧倒的に不向きのため、読書やノート取り特化での運用以外では考え直した方がいいかもしれません。
実際に電子インクタブレットを、数ヶ月勉強で使ってみた体験談などは以下にまとめています
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タブレット選びは目的をしっかり決めておく

巷では「ノートを取るのにオススメのモデル」「動画を見るのにオススメのモデル」など様々なカテゴリーに分けられます。
勉強で使う場合はノートだけでも、動画だけでも足りません。
もし、ご自分で調べるのであれば以下のポイントで挙げた点を見ながら調べてみるといいでしょう。
タブレット選びのポイント
- スタイラスペンには対応しているか?
- 使われている「CPU」は何か?
- メモリ(RAM)は何GBか?
併せて読みたい関連記事
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