
勉強用のタブレットを調べてたら電子インクタブレットっていうのが出てきた・・・これってどうなんだろ?
紙の質感そっくりらしいよ!薄いし勉強にもってこいじゃないの?

kindleなどの読書用端末として知られる「電子インク」。
一部はペンも付いていて、勉強に向いていそうな感じですよね。
ただ…結論からいうと、筆者は勉強で使おうとして失敗しました。
おすすめ記事をさらっと読んで、衝動買いすると同じ轍を踏むかもしれません。
本記事では、電子インクタブレットをオススメできる人、できない人に分けて解説します。
Contents
電子インクタブレット(e-inkタブレット)って?

電子インクタブレットとは、本物の紙に限りなく近い質感で画面表示されるタブレット端末です。
kindleやkoboなど、元々は電子書籍リーダーとして広く知られている端末です。
広く知られる、iPadの様なタブレットとはまったくの別物と考えた方がいいでしょう。

最近になって、書き込みできるものも増えてきました!
一台で勉強を完結させるのはほぼ不可能

本題ですが、なぜ電子インクタブレットが勉強に向かないかという点について解説します。
あらかじめ断っておきますが、筆者自身はkindle oasisを読書用に愛用しており、決してアンチではありません
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・電子インクの特性上、画面の遷移が遅い
・動画教材の視聴は困難
・価格が高い
画面の遷移が遅過ぎる
特性上仕方ないのですが、電子インクタブレットは次の画面を表示するまで非常に時間がかかります。
勉強で使う際には、同じノートの中でも様々なページに飛んだり、別の参考書を開いたりと結構忙しいです。
このとき、表示に一々時間がかかっていたら多大なストレスになることは言うまでもありません。
動画教材はまず見れない
次のページへの移動にすら時間がかかるのに動画が映せるか?という話ですが、残念ながら無理です。
動画視聴自体できないことはありませんが、まともに見れるかといえば”不可能”です。
最近ではyoutubeなどでも、優れた動画教材がたくさん上がっています。
動画視聴を利用できず、読書とノート書きに限定されてしまうのは、用途として非常に勿体ないと言えます。
価格が高い
書き込みも可能な電子インクタブレットの相場は、5万円程度と中々に高額です。
電子インクそのものにコストがかかるのが理由です。
この点、最新のiPad下位機種が58,800円(公式価格)となっています。
この価格ならiPadの方が遙かに勉強に向くのは言うまでもありません。
電子インクタブレットはどんな人におすすめ?

筆者自身は「勉強」での運用は諦めましたが、読書端末として非常に重宝しています。
電子インクタブレット自体は、用途を誤らなければ非常に有用な端末になり得ます。
電子インクタブレットが向いていない人
講義や日常生活でメイン使いしたい人
前述したとおり、電子インクタブレットでは動画視聴やネットサーフィンは困難です。
まだ一台もタブレットを持っていない方の、「メインのタブレットを持ちたい!」という用途には到底向いていません。
pdf化など、データの取り込みを考えている方
電子インクタブレットでは、自由にアプリを入れて拡張したりといった使い方は困難です。
最新機種では拡張性が高いものも登場していますが、入れても動作が遅くやはり有用性に欠けます。
pdfデータを入れる場合も、普通のタブレットに比べると操作が煩雑になりやすい点に注意が必要です。
電子インクタブレットが向いている人
読書メインで使いたい人
電子インク端末は目にも優しく、小説やテキストなどをゆったり読むには非常に有用です。
また、ネットサーフィンなどの利用が難しいというのは、裏を返せば余計なものに気を取られずに済むという事です。
機能は最低限でいいから、読書専用端末として、そして参考書などを読みながら簡単なメモ書きに使いたい。
そんな方にオススメなのが電子インクタブレットです。
単純な「ノート」として持ち運びたい方
普段紙のノートを使っている方は、ノートを何冊も持ち運ぶのに不満を感じているかも知れません。
電子インクタブレットも普通のタブレットと同じく、一台でノートを何百冊とまとめておく事が可能です。
ただ、この点は普通のタブレットでも当然代用できます。
「ノート」にしたいから電子インクタブレットを・・・というのも、やや動機に欠けるかもしれません。
勉強に使うなら普通のタブレットを選ぶのが◎

以上の理由から、勉強に使うなら普通のタブレットを。
電子インクタブレットを用いるなら、読書用端末としての運用をオススメします。
以下の関連記事では、普通のタブレットに関する勉強用途での選び方を解説しています。
お時間あれば、ぜひご覧になってみてくださいね。
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