anki、活用出来ていますか?「穴埋め」で使っている方は多いかもしれません。
じつはankiは選択問題もつくることができます。
選択問題を自分で作ることで、「問題作成者がどこで引っ掛けようとしているか」などが分かるようになります。
この記事を読むことで、誰でも簡単にこんな感じの選択問題を作成できるようになります。
プログラミングなどの難しい知識も一切必要ありませんのでご安心ください。
それでは、サッと使い方を見ていきましょう。
※まだ「anki」を導入していない方は、こちらの関連記事で分かりやすく解説しています。
Contents
準備
まずは選択問題を作る前の下準備をおこないましょう。
といっても難しいステップは一切ありませんので、ご安心ください。
アドオン(Multiple Choice for Anki)を追加する
アドオンとは「拡張機能」のことです。
まずは選択問題をつくるための機能を、ankiに追加する必要があります
といっても全く難しい話ではありません、たった数クリックで完了です。
アドオンの追加方法
1.ankiを開いて左上のメニューバーにある『ツール』から『アドオン』をクリックしましょう。
※ 下の画面はmac用ですが、windowsの方も同じような位置にあるかと思います。
2.赤枠の『新たにアドオンを取得』をクリックしましょう。
以下のような画面が出てきたかと思います。
3.『コード』に以下の番号を入力して『OK』をクリックしましょう。
1566095810
4.このような画面になったら成功です。一度ankiを終了してもう一度起動しましょう。
はい、以上でアドオンの設定は完了です。
これで選択問題を作る準備は整いました。
選択問題を作って→解いてみる
準備が整ったところで、早速使ってみましょう。
ゴールはこんな感じの選択問題を作るところまでです。
入力画面を表示する
1.まずはカード作成画面を起動しましょう。
※ ↓久しぶりで忘れてしまった方はコチラをご覧下さい↓
2.ノートタイプの『基本』をクリックし、『AllInOne』を選択しましょう。
▼
このような画面が出てきたかと思います。
問題を作成する
最低限入力する必要があるのは赤枠の部分です。青枠は補足になりますので任意です。
項目をひとつひとつ見ていきましょう。
Question|問題文
問題文を入力する部分です。
「1つ選べ」「2つ選べ」「誤っているものを選べ」など様々なバリエーションが想定されます。
Qtype|問題形式
「五者択一」や「複数選択」などの形式を指定する部分です。
『0』:ほぼ使いません。スルー推奨です。
『1』:正答を2つ以上作りたい場合
『2』:五者択一で問題を作成する場合
今回は『2』の五者択一の選択問題をつくっていきます。
Q|選択肢(Q1〜Q5)
選択肢を記入する部分です。
今回は五者択一なので、1つだけ正答の選択肢を混ぜておきます。
Q1〜5のどこに正答を混ぜても構いません、あとの4つは誤答の選択肢を作成しましょう。
Answers|正答・誤答
選択肢のどれが正答・誤答なのかを指定する部分です。
誤答は『0』、正答は『1』としてAnsewerに数字を入力します。
今回の問題の正答は『北里柴三郎』(※Q3)でした。
よって、今回はQ1から順に『0 0 1 0 0』と入力しています。
Ansewerの数字と数字の間には必ず「半角スペース」を入れてください!
Extra|補足事項
解答画面で補足説明を出したい場合に入力します。
言葉だけでは分かりにくいと思いますので、のちほど完成画面で確認してみましょう。
問題を解いてみる
今入力した問題を実際に表示したものがこちらです。
トグル(●)の部分をクリックして画面下部の『解答を表示』をクリックすると・・・
正答なら緑色の背景で表示され、誤答だと赤色の背景で表示されるようになります。
また、『Extra』に補足事項を入力した場合はこのように表示されることになります。
ここまでおつかれさまでした!
作り手の立場に立つと出題問題の予測が立てやすくなる
今回はAnkiで選択問題を作る方法をご紹介しました。
選択問題は友人やライバルと出題し合うとより効果的です。
「どうしたら引っかかるか」「ここは難しくし過ぎると解けないか」「これは重箱の隅突き過ぎか」
など、出題者側の視点で問題を考えるようになり、より的を絞った効率的な勉強が可能になります。
Ankiは穴埋めや選択問題を作るだけでなく、アドオンを活用すれば使い方は無限に広がっていきます。
これからも勉強に役立つ使い方をご紹介していきますので、ご興味あればぜひご覧ください。